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ぽんたノベル「楽しい会社勤め」

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こんにちは!スパークリングぽんたです(^_^)

ぽんたノベルです。

 

 

「はい、これ。勤務中は必ず身に付けててくださいね」

 

僕は、手渡されたカード型の機械を、手のひらに載せて眺めました。

 

学校を出てからしばらくの間、家業の農業を手伝っていましたが、結局農業だけでは食べていけず、この会社に就職しました。

 

会社勤めの経験のない僕に会社員がやれるのだろうか?    不安を抱えながら出社し、すぐに手渡されたのがこれ。

 

とりあえず、それを言われた通り胸のポケットに入れ1日を過ごしましたが、そのうち入れていることも忘れていました。

 

1ヶ月後。僕は課長から面談室に呼ばれました。ふだん接することもほとんどない課長から呼ばれるなんて、緊張でガチガチです。

 

「どうだね?会社は」

「は、はぁ、な、何とか。大丈夫です」

 気の利いた言葉なんて出てきません。

 

「少し、社内での会話が少ないようだね」

「は、はぁ」

 

「交遊関係を広げたほうがいいようだ…今日は同期の田中くんと飲みに行くといい」

「は、はい」

 

「それと、もう少し水分をとったほうがいいようだね。トイレに行く回数が少ない」

「え?…はぁ」

 

「ま、今日のところはそれだけだ。君が我社で幸せに働けるように願っているよ」

「…??…あ、ありがとうございます」

 

僕はキツネにつままれたような気持ちで面談室を出ました。

…とりあえず、田中くんを探そう。

 

 

「課長、面談終わられましたか?   お疲れさまでした」

 

「ああ。このシステムを導入してから、社員管理は格段に楽になったし、業績も上がった」 

課長は、全社員に携帯させている例のカード型の機械を指した。

 

「社員の動きや会話をすべて読み取って、人工知能で解析し、

どんなアドバイスをしてやれば、健全で幸せな会社員人生を送れるか、的確に教えてくれるからな。 まったく、人工知能さまさまだよ」

 

そうだ、最近人気の、

『毎日、社員の顔写真を撮って笑顔判定をすれぱ、社員の幸福度やストレスがわかる』というシステムも導入するかな。

 

課長は満足そうにつぶやいた。

 

…………………

 

ぽんたです。そういうシステムが、実証実験中だそうです!(^_^;)

 

www.itmedia.co.jp

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(^-^)黄昏のアイランドホッパーの世界の旅(^-^)

ここにあるのはAIではなく大自然♪

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